夢京都コラムColumn
着物に合わせるコートをご紹介【きものレンタル夢京都祇園店】
寒い冬の日に着物を着用している方は、肌襦袢などのインナーや、防寒着を重ねて着ていることでしょう。
ですが、どんなに防寒対策をしていても、お天気によってはそれ以上に寒くなることもしばしばです。
そのようなときに寒さを我慢するのではなく、おしゃれに見せてくれるコートを合わせてみましょう。
合わせ方を知っていれば、寒さをカバーすることができる上、ワンランク上のおしゃれな着物コーデに見せてくれることは間違いありません。
そこでこちらでは、寒い日に着たい着物コーデや、待ちゆく人が振り向くほどオシャレに見える、素敵なコートの合わせ方を紹介したいと思います。
着物のコートの「格」はどう決まるの?
参照元:https://kimonono.media/fashion/coordination/coat-suitable-for-kimono/
寒い日の着物コーデにコートは欠かせないものです。
そもそも着物には「格」が存在し、TPOに合わせて装いを変えて着用しています。
そのような着物と同様に、やはりコートにも色・柄・素材や、衿の形によって「格」が存在します。
使い分けは大切ですが、コートそのものは本来移動中にのみ着用し、訪問先に入る前には脱いでしまうので、着物・帯のように、TPOに対してそこまでは厳しくなくても大丈夫なようです。
かしこまった場所にお出掛けということでもなければ、気にせず素敵だと思えるコートを選びましょう。
着物のコートの種類
では実際に、着物と合わせるコートにはどんなものがあるのでしょうか。
合わせ方とともに、紹介していきたいと思います。
羽織
着物の上から着る、着物専用のコートともいえるのが羽織です。
現在ではカーディガンのような柔らかく軽い羽織もありますので、荷物になるのが心配な方はそういった軽く羽織れるタイプの羽織が向いています。
羽織紐でアクセントをつけて
羽織だけではなんだかおしゃれに決まらないと思ったら、羽織紐を使ってアクセントをつけてみましょう。
最近では羽織紐もおしゃれなものが増え、天然石のパーツ付の豪華なものもあります。
パールやビーズなどさまざまなタイプがあるので、自分好みのものを一つ持っておくと便利に使えます。
ショール
少し肌寒いときに羽織れば、ふんわりと暖かいショール。
シンプルなデザインのものをチョイスしておけば、和装だけでなく、洋服のときにも大活躍します。
冬はダークカラーが多くなってくるので、華やかなパステルカラーはよりおしゃれに見せてくれます。
ファータイプのショールも
参照元:https://myfurisode.com/blog/5067/measures-against-cold-in-shawls/
ファータイプのショールは、本格的に寒くなってきたときも暖かく過ごせるアイテムです。
通常のショールと同じように洋服のときも使えるので、肥やしにならず出番が多いのは嬉しいですね。
ふわふわのファーが、着物コーデを華やかに見せてくれます。振袖とも相性は◎
ケープ・ポンチョ
和の雰囲気を大事にしたいのなら、ケープやポンチョもあります。
海外のコートですが、着物との親和性は高く、袖のない見た目が可愛らしいです。
カジュアル寄りですが、和風デザインや高級なものも豊富にあるので、そちらなら着物の良さをより引き立てつつ、ワンランク上の気品を醸し出せるはずです。
ベルベットコート
和装の冬の定番でもあるのがベルベットコートです。
肌触りが良い織物で、見た目にも光沢があるので高級感があり、防寒性も◎
表地が定番のものなら、少し変わった裏地を選ぶと良いでしょう。
チラリと見えたときに、さりげないおしゃれを楽しめます。
和装コート
きちんと感も忘れずにしたいのであれば、和装コートがおすすめです。
素材には洋服と同じものが使われていることが多いですが、着物に合わせられるよう、衿周りや袖周りがゆったりと作られています。
洗練されていてモダンな雰囲気のデザインが、着る人を上品に見せてくれます。
小紋や紬といった着物から、訪問着や色無地といったフォーマルのコーディネートにも合うので、活躍の場も多くあるはずです。
道中着
和装コートの中でも、衿元が着物のようになっているものは道中着といいます。
首元もすっきりとしているため、着物でもスマートな着こなしができます。
着脱が楽で、身幅も紐で調整できることから、誰でも気軽に羽織れるコートとして人気です。
道行
道中着と似通っていますが、衿元が四角く開いた和装コートは道行といいます。
カジュアルな羽織より、少しかしこまった形のフォーマルなコートです。
同じ道行でも、無地や無地に近いものほどフォーマル寄り、小紋柄や紬ならカジュアル寄りとみられます。
雨コート
雨の日にも着物を綺麗に纏っていたいと思うなら、雨コートが良いでしょう。
雨の日に着物を着るとなると、水濡れや雨染みなどの汚れが気になってしまいますが、そのようなときでも雨コートを羽織れば心配ありません。
撥水加工をしてあるものや、水濡れに強い生地を使用したものが多く、さまざまなデザインがあります。
着物に合わせてデザインを選びますが、雨に濡れないためにも、雨コートは裾まですっぽりと隠すタイプを選ぶようにするのがおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
こうしてみてみると、さまざまな種類のコートがあることがわかります。
きものレンタル夢京都では、羽織がセットになったプランもご好評いただいております。
自分にあった素敵な羽織を着て、是非京都をお散歩してみてください。