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夢京都コラムColumn

2020.05.23

着物の簡単なお手入れ方法と収納術【きものレンタル夢京都祇園店】

着物の簡単なお手入れ方法と収納術【きものレンタル夢京都祇園店】

 

着物を着たあとはしっかりとお手入れして、保管したいと思っている人も多いのではないでしょうか。

特に着物初心者であれば、どのように手入れをしたら良いのか、自宅で着物を洗うことができるのか知りたいと思っている人も多いはずです。

また、これから頻繁に着物を着て出かけたいと考えている方は、自宅で着物が洗えるのか気になるところではないでしょうか。

今回は、着物のお手入れ方法や保管方法についてご紹介します。

 

 

着物でお出かけをしたら、その日のうちにチェック!

 

引用元:https://www3.yumeyakata.com/formal/item_hou_/H137.html

 

着物を脱いだあとは、そのまま放置せずに着物用のハンガーに掛けて、シミやしわ、汚れなどがないか確認します。

もし確認して汚れなどが気になった場合は、すぐに応急処置をします。そのあとで、クリーニングに出してください。

 

汗をかいた場所

 

暑い日はもちろん、冬でも暖房の効いた部屋に長時間いると、汗をかいてしまいます。

襦袢を着ているから大丈夫だと安心せずに、汗をかいた部分を集中的に確認しましょう。

気になる箇所があれば、その部分に軽く水をつけて布で吸い取ります。

このとき着物に水をつけすぎると、素材によっては縮んでしまう恐れがあるので注意してください。

 

ちょっとした汚れ

 

指や布で取れるようであれば、そのまま汚れを取ります。

汚れが広がってしまわないように、清潔な布で拭き取ってください。

 

シミがついた場合

 

着物にシミがついた場合は、ゴシゴシと擦ってはいけません。

また、着物が変色してしまう恐れがあるため、ウェットティッシュで拭くのもNGです。

油性のシミがついてしまった場合は、シミの下に布を敷いて、その上からアルコールを含んだ布で軽く叩きます。

叩くと次第に下の布に、シミが移っていきます。

水性のシミであれば、油性と同様にシミの下に布を敷きます。

食器洗い用の中性洗剤を15倍に希釈してシミに含ませたのち、上から軽く叩いて、シミを下の布へ移してください。

油性と水性が混合している場合は、油性のシミ抜きの手順を行なったあと、水性のシミ抜きを行なってください。

 

これらは、あくまでも応急処置です。

そのまま放置してしまうと、クリーニングに出しても汚れが取れなかったり着物が痛んだりしてしまうので、十分に注意してください。

 

 

シワや埃だけなら自宅で対応できる

 

 

着物を一通りチェックしたところ、軽いシワや埃がついた程度であれば、自宅で対処できます。

軽いシワ程度なら、ハンガーに一時間吊るしておけば、重さでシワが伸びてくれます。

また、埃であれば、扇風機や着物用のブラシで軽く落とすことが可能です。

深いシワが取れない場合は、アイロンで伸ばすこともできますが、極力アイロンは使用しない方が良いでしょう。

アイロンを使用する際には、熱で変色しないように当て布をして伸ばさなければなりません。

アイロンの扱いに慣れていないという人は、クリーニング店に相談してください。

また、スチームアイロンは着物が縮めてしまうので、使用しないように心がけましょう。

 

 

自宅で着物を洗濯したい場合

 

引用元:https://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%82%A6%
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クリーニング店に着物を持って行かず、自宅で洗濯したいという人もいるかもしれません。

そういった場合は、洗濯できる着物を選ぶところから始めなければなりません。

着物の素材によっては、自宅で洗うことが不可能な場合もあります。

購入する際に、洗える素材かどうかを確認しておくと良いでしょう。

 

ポリエステル、木綿、ウール、麻で作られている着物であれば、自宅での洗濯が可能です。

洗剤は、オシャレ着洗剤を使って洗うのがベストです。

また、洗濯機ではなく手洗いになるので、浸け置きができる大きめの桶を用意しておいてください。

手順としては、水を貯めた桶に洗剤を溶かし、畳んだ着物を押し洗いします。

水が汚れてきたら捨てて、数回すすぎましょう。

水が汚れなくなったら、タオルを使って着物の水気を拭き取ります。

強く擦ったり叩いたりするのではなく、優しく水をふき取るようにしてください。

洗い終わったら、着物を直射日光の当たらない場所で陰干しをします。

 

 

着物の保管方法

 

洗濯した着物が乾いたら、着物を畳みます。

畳んだ着物はたとう紙に入れて、着物用の保存袋に入れます。

専用の袋に入れたあとは、通気性の良いタンスに入れればOKです。

 

着物の保管に適しているのは、桐タンスです。

桐は通気性が良い上に防虫効果もあるので、着物の保管に最適だといえます。

タンスでなく桐の箱だけでも、十分に効果が期待できます。

念のため、保管した着物は年に数回、虫干しをしましょう。

虫干しをすることで、着物を長持ちさせたり変色を防いだりできます。

 

 

着物はお手入れがキモ

 

 

着物は手入れや保管をしっかりと行なうことで、長い間着ることができる服です。

汚れがついてしまったとしても、すぐに応急処置をすれば、美しさを保つことができます。

着物を脱いだあとは、すぐに着物の手入れをするように癖をつければ、手入れ自体を苦に感じることはないでしょう。

また、着物を着たときは、汚さないように心がけることも大切です。

出先でシミがついてしまわないか不安だという場合は、応急処置ができるように、シミ抜きセットを携帯しておくことをおすすめします。

着物を着て過ごす時間を心から楽しめるように、事前にしっかりと準備しておきましょう。

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