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夢京都コラムColumn

2020.04.27

着物は袖丈が肝心【きものレンタル夢京都祇園店】

着物は袖丈が肝心【きものレンタル夢京都祇園店】

 

着物の印象は、色や柄だけで決まるものではありません。

上品に着こなせているか、華やかさがあるデザインかどうかなどもイメージを決定づけるポイントになっているのです。

中でも、袖丈は年齢や身長などで左右される重要な箇所です。

せっかくおしゃれな柄や色にしても袖丈が短すぎたり長すぎたりしたら台無しになってしまう場合もあります。

ここでは袖丈の合わせ方について紹介していきます。

 

 

袖丈の基本となる長さとは?

 

 

一般的に着物の袖丈の長さは、普段着か晴れ着かによって異なり、年齢によっても違いがあります。

 

普段着or晴れ着

 

普段着はわかりますが、晴れ着で思いつくのは「成人式?」という人もいるはずです。

晴れ着は礼装としての位置付けになるので、冠婚葬祭のような場面で着ます。

袖の長さは、『晴れ着は長め、普段着は短め』と覚えておくと良いでしょう。

成人式で振袖を着たことがある人は、そのときの印象のまま普段着を選んでしまわないように気をつけてください。

 

年齢で変わる長さ

 

若い人は長く、年配になれば短いのが習わしです。

長い袖丈は華やかさがあるので、若い人の方が似合います。

年配だから華やかなのが似合わない、という意味ではなく、歳を重ねた人の方が短い袖を上品に着こなせるという見方もあります。

 

既婚か未婚か

 

 

よく聞くのが未婚女性は振袖、既婚女性は留袖というものです。

ですが、年齢によっては袖をどうしようか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

三十代で未婚だけれども、振袖はちょっと……という人もいます。

そんなときは既婚・未婚にとらわれすぎないで、自分が似合う袖を選ぶのが一番です。

結婚式で着たい場合は色留袖などもあるので選択肢の一つとして候補にあげることもできます。

 

 

自分にあった袖丈を合わせるには

 

 

昔は年齢によって袖丈の長さが決まっていましたが、今は身長も人によって大きく異なっているので、身長に合わせた袖丈を選ぶようになりました。

袖丈の基本となる長さは1尺3寸(だいたい49センチ)といわれているので、平均かそれ以下の身長の人は49センチを選びましょう。

ただ、自分の身長の3分の1ほどの袖丈がベストとされていますから、背が高い人は49センチにとらわれずに、少し長めの袖丈にしても良いでしょう。

 

もちろん好みによって長さを変えても問題はありません。

周囲から浮いていない範囲であれば、長くしても良いでしょうし、短い方が動きやすいというのであれば詰めても大丈夫です。

姿見で見たときに「あれ、おかしいな」と思わず自分が一番似合うと思える袖丈であれば良いのではないでしょうか。

 

袖丈のサイズ参考

 

自分の好みの長さ、といっても普段から着物を召さない人にとっては難しい話です。

参考までに、年齢や着物の種類で変わる長さを紹介します。

 

二十代の普段着:1尺3寸、礼服:1尺5寸

三十代〜四十代の普段着:1尺3寸、礼服:1尺4寸

五十代〜六十代の普段着:1尺3寸、礼服:1尺4寸

七十代〜の普段着:1尺2寸、礼服1尺3寸

 

あくまでも目安としての長さなので、身長によって変わってきます。

この目安は155センチほどの背丈となりますので、それよりも10センチ以上高い人はもう少し袖丈を長くしても良いでしょう。

 

 

袖丈の長さによって襦袢も変える

 

礼服と普段着で袖丈が変わってきますが、それによって着物の中に着る襦袢の袖丈も変わってきます。

晴れ着用の襦袢に普段着用の着物を合わせようとすると不恰好になってしまうので、着物の袖丈にあったサイズの襦袢を用意しましょう。

 

 

袖丈の長さも着物の楽しみ

 

 

袖丈が長いほど華やかな印象をもつ着物ですが、二十代の振袖以降は着物を楽しんでいないという女性もいるかもしれません。

三十代にさしかかって、着物を楽しむ余裕が出てきたときには袖丈は短くしなくてはならない……なんてこともあります。

しかし、袖丈はきっちりと決められているものではありません。

前述のように好みで長さを変えても問題ないのです。

せっかくの着物であれば、多少の冒険や楽しみを持って着ても良いのではないでしょうか?

あまりにも長すぎるのではなく、1尺3寸から5寸の間の長さを楽しむほどであれば許容範囲といえます。

 

着物は華やかで優雅なものです。

それを印象付けるのに袖があり、袖丈が長いとさらにその印象を深めます。

二十代後半の方や三十代になったばかりの方であれば、多少袖が長くても愛嬌として捉えられるはずです。

おしゃれの一つとして袖の長さを楽しむ時間があっても良いでしょう。

 

 

イメージが掴めないときはお店で合わせてみる

 

 

現物を見てもなかなか自分が着たときのイメージが掴めない人もいます。

着慣れた服でないので、洋服でも試着するように、着物も合わせてみると良いかもしれません。

お店にもよりますが、スタッフに頼めば試着させてくれることがあります。

また、試着できなくても、お店のスタッフに着物を楽しみたいことは話してみましょう。

袖丈の長さが少し長めのものと一般的なもの両方気になっていると伝えれば、参考として見せてくれたり、イメージをよりわかりやすく教えてくれたりするはずです。

自分でわからないときは、その道のプロフェッショナルに聞いてみるのが一番です。

お店の人であれば、昔ながらの袖丈の知識もありますし、現在の流行りを取り入れた着物を案内してくれます。

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