夢京都コラムColumn
着物と合わせる襟巻きをご紹介【きものレンタル夢京都祇園店】
着物は首回りが開いているため、どうしても寒く感じてしまいます。
特に冬場であれば、見た目も寒そうに見えてしまうので、襟巻きを一つだけでも用意しておきたいところです。
襟巻きは首元に巻くことで、見た目のエレガントさやおしゃれさを引き立たせ、さらに防寒にもなる優れものです。
今回は着物に合わせた襟巻きの選び方について紹介していきます。
ファーマフラーで暖かさとおしゃれさを
着物に合わせた襟巻きといえばファーマフラーを想像する人もいるでしょう。
素材や色もさまざまで、安価なものから高価なものまでたくさん種類があります。
ファーマフラーにも大判の襟巻きから短め、小さめのものまでさまざまです。
大きいサイズであれば、一巻きしてもいいですし、そのまま前で合わせても素敵です。
小さいサイズは、室内に入ったとき嵩張りません。
どこかへお邪魔しなくてはならない予定があるときに、サッと収納できるので便利です。
ファーマフラーの難点は、荷物になってしまうところと、置いたときに滑り落ちてしまう可能性が高いというところです。
そのため、荷物にならないようにしたい場合や、滑り落ちてしまうことを考慮すれば、襟巻きを収納するための巾着や袋を用意したほうが無難といえます。
毛皮の素材には、フォックス・ラビット・セーブル・リンクスなどがあります。
価格も動物によって変わってきますが、安価で購入したいのであればラビットファーだと比較的値段もお高くありません。
暖かさをとるのであれば、セーブルがおすすめです。
耐久性も高く長年使えるので、値段が張っても購入する価値があります。
襟巻き+ショールの合わせ技!
首元は暖かいけれども、肩周りが寒いと感じるときはファーマフラーとショールを合わせて着用しても良いでしょう。
首元だけでなく肩周りもカバーでき、おしゃれに仕上がります。
ただ、合わせて着用するならファーマフラーは小さめのものがおすすめです。
大判だと、ショールに重なる部分が厚みを帯びてしまうので、全体的に膨らんで見えます。
小ぶりのファーマフラーであれば、首元だけを覆う形になるので、スッキリとして綺麗に見えるでしょう。
襟巻きの色が深みのある色合いであれば、ショールも同様に落ち着いた色で合わせればエレガントに見えます。
また、淡い色合いのショールを合わせると華やかな印象を抱かれます。
ショール自体はそれほど厚手じゃなくても問題ないかもしれませんが、ファーマフラー同様に室内に入った際、荷物になってしまう可能性があるので、こちらも収納できる袋を用意しておくとベストです。
ファーマフラーと羽織だと上品な印象に
襟巻き+ショールと比べ、より上品な印象になるのがファーマフラーと羽織のコーディネートです。
羽織はそもそも和服のコートともいえるものなので、着物との相性は抜群です。
それに小さめのファーマフラーをすることで、首回りが寒そうな印象を薄め、エレガントさをプラスできます。
それでいて羽織がしっかりと抑えてくれるので主張しすぎず、着物に対して丁寧な印象を持たれることになるでしょう。
可愛さとアクセントをつけたいならば玉ファーマフラーを
ラビット玉ファーマフラーという、玉状のファーをいくつかの繋ぎ合わせたような襟巻きもあります。
コロコロとしていて可愛い印象がありますが、ラビットファーなので首元の寒さをしのげます。
ただし、エレガント寄りではなくキュート寄りな印象になってしまう可能性があるので、着物の柄や色を選んで着用したほうが良いかもしれません。
普段着るコートや洋服にも合わせやすいタイプなので、着物のためだけに……とは考えられない場合は、ラビット玉のファーマフラーがおすすめです。
洋装でも和装でも使えるので、コスパとしては良好です。
スヌードタイプは楽だけど……
首回りの保温を考えるのであればスヌードが良いかも!と考える方もいるかもしれません。
厚手で防寒性の高いスヌードですが、巻くのではなく頭からかぶるものなので、着用時にヘアスタイルが崩れてしまうおそれがあります。
着物を着るときは、髪型も綺麗に整えている方が大半です。
アップにしたり一括りにしたりとそのスタイルはさまざまですが、着物に合うような髪型にしていることでしょう。
その場合、せっかく整えた髪型がスヌードによって崩れてしまうかもしれません。
もし、ヘアスタイルがヘアアクセサリーをつけている程度であればそれほど影響しませんが、綺麗に整えている場合は要注意です。
エレガントを求めるなら小さめファーがベスト
着物を着ると背筋が伸びる気がします。
おしゃれだけではなく、身が引き締まる印象を持つ人もいるかもしれません。
そんな素敵な着物を着るのであれば、全身でおしゃれを満喫したいところです。
着物はそのとき合わせる小物によって印象が左右されます。
帯や帯留め、羽織、襟巻きやバッグなど合わせる小物は数多く存在します。
その中でエレガントさを出したいなら、襟巻きを使ってみましょう。
毛皮でできたファーを首元に巻けば、高級感と上品さがにじみ出ます。
大ぶりのファーは荷物になってしまいますので、小さめのファーがおすすめです。
よりエレガントに見せるためには、ファーを外したあとのこともしっかり考えておくと良いでしょう。