夢京都コラムColumn
雨の日でも大丈夫!着物で訪れたい京都水族館の魅力
京都観光を考えている人のなかには、着物で散策したいと思っている人もいるのではないでしょうか。
京都と着物の組み合わせは、風情溢れる景色にぴったりです。
ただ、着物で出かけるときは晴天が望ましいですが、あいにくの雨天になる可能性はあります。
そのような場合を考慮して、雨の日でも楽しめるプランを考えておくと良いでしょう。
今回は、雨の日にこそ着物で訪れたい、京都水族館の魅力について紹介していきます。
京都水族館はどんなところ?
京都水族館は、京都駅中央口から徒歩15分ほど、JR梅小路京都西駅から徒歩7分ほどで着く、梅小路公園内にある水族館です。
屋内展示が充実している見どころ満載の水族館なので、雨の日にじっくり堪能するのに適しています。
いきものたちのご飯タイムに合わせられれば、食事風景も楽しむことが可能です。
飼育スタッフがご飯をあげながら行う、いきものについての解説も楽しみの一つとなっています。
京都水族館で特に人気のいきものはペンギンです。
京都の通り名から名付けられた、70羽ほどのペンギンたちがいます。
ペンギンエリアの二階では陸上の様子を、一階では水中の様子を見られるのも、楽しみポイントの一つです。
ペンギンは陸上と水中の動きが大きく違います。
おぼつかない足取りでよちよち歩く姿は可愛らしいと評判ですし、水中でのダイナミックな動きはギャップがあり、魅了されます。
ほかにも、国の特別天然記念物で、別名生きた化石や世界最大級の両生類と呼ばれているオオサンショウウオが見られるエリアもあります。
夜行性のオオサンショウウオは、日中は暗闇のなかでじっとしている姿を目撃することができます。
京都水族館のオオサンショウウオは、大きいものであれば体長1.5メートルを超えており、見応えがあると評判です。
デートであれば、京の海も外せない見どころです。
京の海は、京都水族館のなかで一番大きな水槽で、見れば神秘的な雰囲気を味わえます。
約500トンの人工海水からなる大水槽には、美しいアカアマダイや、エイ・サメの仲間などが入ります。
優雅に泳ぐ姿は幻想的で、時間を忘れて見入ってしまうはずです。
京都水族館では、ほかにも見どころが満載です。
ゴマフアザラシやイルカ、希少生物など、たくさんのいきものたちに出会えます。
また、可愛らしいいきもののパフォーマンスを見ながら、のんびりカフェで癒されるのもおすすめです。
また、注目したいのが女性に嬉しい大きなパウダールームです。
十分な広さがあるので、着物を直したり、化粧を直したりするときに窮屈さがありません。
着物で観光するときに気をつけたいこと
京都水族館に限らず、着物で観光するときには気をつけたいことがいくつかあります。
楽しく観光するために、覚えておくと良いでしょう。
一つ目は、無理のないプランにすることです。
着物で歩き回ろうとすると、いつも以上に時間がかかってしまいます。
京都水族館は、京都駅から徒歩15分ほどで到着しますが、それは普段と変わらない服装の場合です。
着物であれば、普段よりも時間がかかってしまうことを覚えておきましょう。
時間に余裕を持って行動したり、プランを立てたりしてください。
無理に早く歩こうとすると、着崩れしてしまう可能性があります。
二つ目は、段差や坂道は気をつけて歩くことです。
着物の裾は、ちょっとした段差や坂道、階段でも汚れがついてしまいます。
マキシ丈のスカートを履いているような感覚で歩くと良いでしょう。
少しでも段差や傾斜があるところは、裾を持ち上げて歩くようにすると、汚れがつかず綺麗な状態で観光を楽しめます。
三つ目は、事前準備をしっかりとすることです。
雨の日であれば、傘やコートは必ず用意しているはずです。
それに加えて、雨に濡れたときのための準備もしておくと良いでしょう。
足袋が濡れたときのために替えを用意したり、濡れたコートや傘をしまう防水エコバックを準備したりすると、快適に過ごせます。
また、濡れたカバンや着物の水気を取るために、タオルを多めに持っていくと良いでしょう。
荷物が多くなることが気になるときは、コインロッカーを利用するのがおすすめです。
事前にコインロッカーがある場所の下調べをしておきましょう。
目的地へつくまでの道のりにコインロッカーがあれば預けてしまうのも一つの手段です。
そうすることで、観光スポットでは、邪魔な荷物を持たずに楽しむことができるでしょう。
着物で楽しく京都観光!
京都はたくさんの観光スポットがあります。
晴れている日であれば、ほかにも回りたいエリアやスポットが多くあることでしょう。
しかし、雨の日だからといって、観光やデートを諦める必要はありません。
京都水族館のように、屋内でも楽しめるスポットに足を運んでのんびりと癒しの空間を堪能するのもおすすめです。
途中で晴れてくる可能性もあるので、太陽が雲の間からのぞくようであれば、梅小路公園を散策するのも良いかもしれません。