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2020.06.09

着物で楽に過ごすためには?疲れないコツをチェック

着物で楽に過ごすためには?疲れないコツをチェック

 

着物を着ると疲れてしまったり、苦しい思いをしたりするのではないかと、心配になる人もいるかもしれません。

実際に着物に慣れていない人が数時間も着用すると、ぐったりとしてしまうこともあります。

疲れてしまう理由や苦しくなってしまう原因を知って、解消方法を把握しておけば、長い時間着物を着ても快適に過ごすことができるでしょう。

今回は、着物の着付けについて、疲れないコツをご紹介していきます。

 

 

着物で疲れてしまう理由とは……?

 

 

疲れないコツをチェックする前に、まずはなぜ着物を着ると疲れてしまうのか、その原因を探ってみましょう。

実は、着物の選び方や着付け方によって、疲労の溜まり度合いは異なります。

例えば、着物は時期によって選ぶべきスタイルが異なります。

暑い季節には薄手の着物を、寒い時期には厚手の着物を着ます。

暑い夏場に冬用の厚手の着物を着てしまえば、体の熱がこもって疲れてしまうことになるのです。

着物を着るときは、外の気温に合わせて最適な一枚を選びましょう。

また、暑い夏場であれば、水分をこまめに取ることが大切です。

反対に、寒い冬場ならレギンスや厚手のタイツを履いて温かくすると、気温による疲れが減少します。

着物は、紐や帯を使って布地を締めていきます。

締め付けの程度によっては苦しさを感じますし、食事をしたあとに動きづらさを感じる人もいるかもしれません。

普段よりも異なった感覚で、疲れてしまう人も多いようです。

 

また、洋服では起こらない肩こりを訴える人もいます。

普段から姿勢が悪く、猫背気味だという人は特に注意してください。

着物が重たいから肩がこると思っている人もいますが、それだけではありません。

着物を重ねて着ることで肩への負担が大きくなり、重みを支えようと体を縮こめるために猫背になってしまうのです。

背筋をピンとはってよい姿勢をキープすれば、肩に感じる重さを軽減できます。

着物だけでなく、草履も慣れていない人にとっては、悩みの種です。

草履は、歩き方を工夫することで、疲れにくくなります。

歩くときは歩幅を小さくしてつま先から地面につくように歩くと、見た目に美しいだけではなく、長い時間歩いていても疲れにくくなるでしょう。

少し内股で歩くと奥ゆかしさが出て、着物がよく映えます。

 

 

苦しくならない着物の着付け方は……?

 

 

着物は苦しいもの、我慢しなくてはと我慢大会になっている人もいるかもしれません。

ちょっとした工夫をこらしたり、疲れないコツを掴んだりすれば、着物を快適に着こなすことができます。

ここでは、アイテムごとに疲れずに着物を着こなすコツを紹介していきます。

 

コーリンベルト

 

着物の襟元や襦袢を留めるのに使用しますが、このクリップが骨に当たって痛いという人もいるはずです。

布地じゃないからこそ、当たると痛いでしょう。

解消のポイントは、ウエスト補正にあります。

補正するときには、骨が当たる部分までカバーできるようにしておきます。

そうすることで、今までクリップが当たっていた場所にウエスト補正用の布が一枚あるので、痛みが緩和されるのです。

 

腰紐

 

腰紐は、緩いと着崩れてしまい、反対に締め過ぎれば苦しくなってしまいます。

キツイというだけならまだ我慢できるかもしれませんが、痛いとなるとそれを我慢し続けるのは困難でしょう。

痛みを感じるのであれば、紐を締める結び目の位置に問題がある場合が多いです。

結び目が体の正面にあると、痛く感じてしまいます。

左右どちらかに少しずらして結ぶと楽になることがあるので、試してみてください。

 

帯枕

 

しっかり締めないといけない、そう感じてしまうアイテムがこの帯枕です。

それほどぎっちり締めなくても大丈夫ですが、どうしても不安になって締め上げてしまう人がすくなくありません。

ポイントは、体に沿って結ぶ点です。結んだあと、前へ引っ張ると紐が緩んでくるので、その結び目を帯の中へ押し込んでください。

角度をつけると枕がしっかりとくっついて、紐が体から離れてくれます。

そのため、苦しさを感じなくて済みます。

 

 

それでも苦しい場合は……裏技テクニック!

 

どうしてもキツイ、苦しさが軽減しないという場合には、伊達締めを一本抜いてしまうという着物上級者もいます。

伊達締めは、長襦袢で一本、着物で一本使い、さらにその上から帯を結びます。

締める紐が増えれば、その分苦しさも増えるでしょう。

上級者はこの着物で使用する伊達締めを抜くという方法で、着物を快適に着こなしているのです。

 

方法は簡単で、帯を結んだあとに着物に使った伊達締めを抜くだけというもの。

抜くときは、伊達締めの端を引っ張っても抜くことはできません。

両脇の部分を掴んで引き上げると、うまく抜くことができます。

長襦袢の伊達締めは、抜いてしまうと襟が崩れてしまう可能性がありますが、着物に使用した伊達締めであれば崩れないので、抜いてしまった方が楽に着られるでしょう。

ちょっと上級者テクニックになるかもしれませんが、試してみる価値はあります。

 

 

 

ちょっとのコツで楽に過ごせる

 

着物はコツを掴めば、快適に着こなせます。

自分ではうまく着付けられないという人は、レンタルサービスを利用してみると良いでしょう。

プロが着付けを行なってくれるので、気持ちよく着物を楽しめます。

また、相談すれば疲れないコツを教えてもらえるので、一度利用してみてください。

 

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