夢京都コラムColumn
【京都観光】着物で訪れたい裏スポットは?
京都は人気のある観光スポットです。
何度か足を運んだ経験があるという人もいるのではないでしょうか。
定番の観光スポットは食傷気味という人であれば、穴場スポットに訪れたいと考えている人もいるはずです。
また、人の多い場所は避けて、静かにゆっくりと散策したいという人もいるでしょう。
今回は、京都観光で訪れたい裏スポットに焦点をあてて、紹介していきます。
手書きのおみくじがある六波羅蜜寺
知る人ぞ知るスポットとして挙げられるのが、京都市東山区にある六波羅蜜寺です。
重要文化財として登録されている寺院であり、歴史的な観光スポットですが、穴場といっても差し支えない場所でしょう。
電車を使えば、最寄り駅から徒歩10分で着くことができるので、アクセスも良好です。
着物で散策するのには、適している移動距離だといえるでしょう。
この六波羅蜜寺は、それほど大きな寺院ではなく、こぢんまりとしています。
お堂は朱色に塗装されており、晴れているときは空の青さとあいまって、美しい色合いになります。
国宝や重要文化財なども置かれている場所で、展示品の中には有名なものも多く、教科書で一度は目にした経験があるという人もいるでしょう。
寺院の中には、本尊である十一面観音立像や平清盛坐像、運慶坐像も安置されています。
これらのほかにも、平安時代や鎌倉時代の木像彫刻を代表する名宝が、いくつも置かれているのです。
六波羅蜜寺は、柱に描かれた装飾も鮮やかで、見る人の目を楽しませてくれます。
ほかの寺院ではあまりお目にかかれない、独特な模様を見ることができるのです。
また、縁結びや家内安全、金運向上や心願成就などのご利益がある寺院なので、しっかりと拝観しておきたいところです。
六波羅蜜寺のおみくじは、普通のおみくじとは一味違うものになります。
一つ一つが手書きというだけでも珍しいと思われるかもしれませんが、それだけではありません。
一般的なおみくじであれば、くじ自体を選んだり番号を引いたりして、それに該当する結果をみることになります。
しかし、六波羅蜜寺のおみくじは、開運推命おみくじというもので、生年月日と性別で運勢を占うといった方法になります。
内容が詳細に記載されており、とてもよく当たると評判です。
美麗祈願の場所!河合神社
河合神社は、世界文化遺産に登録されている、下鴨神社の摂社です。
近年、女性の参拝者が多く訪れている場所なので、足を運ぶのであれば、午前中や夕方など人の少ない時間を狙うと良いでしょう。
女性の中でも、特に若い女性に人気があるとされているこの神社は、「女性守護・日本第一美麗神」という看板が掲げられています。
美を追求したい人や、美容に興味がある人にとっては魅力的な謳い文句です。
この、日本第一美麗神は、河合神社のご祭神である「玉依姫命」のことです。
玉依姫命という神様は、安産や育児・縁結びのほかに美容に関するご利益があるとされており、広く認知されています。
そのため、様々なご利益を目当てに、女性の参拝者が増えているのです。
また、この神社の絵馬は特徴的で、風変わりな形をしています。
手鏡の形をしている「鏡絵馬」と呼ばれる絵馬は、もとから描かれている絵馬の顔を自分の顔に見立てて、美しくなれるように願いを込めながらお化粧を施して奉納するものです。
自前の化粧品を用いて絵馬にメイクするのが良いとされていますが、化粧品を持参していない場合は、神社が用意しているクレヨンや色鉛筆でメイクをしても問題ありません。
絵馬をメイクするための化粧室もあるようなので、時間がある人は利用してみると良いでしょう。
メイクが完成したら、絵馬に願い事と名前を記載して奉納します。
奉納するとお米をいただけるので、それをご飯に混ぜて食べると美しくなれるといわれています。
河合神社の休憩所では、「かりん美人水」をいただくことができます。
このかりん美人水はビタミンCが豊富に入っており、美容に良いと人気があるようです。
ほかにも、美にご利益があるお守りも授かることができます。
美麗祈願のお守りはシール状になっているので、普段から使う鏡に貼って使いましょう。
このお守りには、常に美を意識することで、自身の美しさに磨きをかけるようにという意図が込められているそうです。
京都の裏スポットを着物で観光する際の注意点とは?
京都には、まだまだ穴場の裏スポットが存在します。
アクセスの良いところであれば、着物で散策するのに適しているといえるでしょう。
しかし、交通の便に恵まれない場所に位置する穴場スポットへ足を運ぶ場合は、無理をせずにタクシーを利用するのがおすすめです。
普段から着物に慣れているのであれば問題ありませんが、あまり着慣れていない服装や履きなれていない草履を身に着けているのであれば、疲れてしまう可能性があります。
京都観光を存分に楽しむためにも、穴場スポットへ行く際にはアクセスが良い場所を選ぶか、タクシーを賢く使って疲労が溜まらないように工夫してください。
裏スポットを発掘するのも◎
京都散策は、歴史好きにもおすすめです。
京都は歴史深い街なので、歴史上の人物にゆかりのある場所に足を運ぶのも楽しみ方の一つだといえます。
着物で散策することで、当時の人々へ思いを馳せながら観光を楽しむことができるかもしれません。
歴史上の人物にゆかりのある場所は、人の少ない穴場スポットも多いので、お気に入りの場所を探してみてください。