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2020.04.14

総絞りの基本を学ぶ【きものレンタル夢京都祇園店】

総絞りの基本を学ぶ【きものレンタル夢京都祇園店】

 

着物にこだわるなら絞り染めがおすすめ!

 

着物は、染め方によって印象が決まります。

上品で華やかな着物に袖を通してみたいと考えている人には、「絞り染め」がおすすめです。

ここでは絞り染めの魅力について、ご紹介します。

 

 

絞り染めの着物に関する基礎知識

 

 

職人の高度な技によって作り上げられる絞り染めは、着物の中でも特に人気が高い染め物です。

せっかくの着物も価値がわからなければ勿体ないので、まずは絞り染めの基礎知識から学びましょう。

 

<絞り染めとは?>

 

染料が染みないように、丸めたり紐で括り上げたりして模様を作り出す方法を、絞り染めといいます。

境界線をくっきりと浮かび上がらせたり、反対にぼかして柔らかい印象にしたりと、表現方法に富んだ染め方だといえます。

 

<絞り染めの着物が最適なシーン>

 

絞り染めの着物は家紋を入れることができないため、正装ではなく、格下の訪問着や外出着として扱われることが多いです。

結婚式や入学式といった場には向いていませんが、気軽に参加できる観劇や旅行、習い事には最適だといえます。

普段使いに向いている着物なので、身近な場所で活用してください。

 

<絞り染めの着物の価格相場>

 

 

職人の技量や製作日数によって異なりますが、

一般的に「総絞り」と呼ばれる絞り染めの着物の価格相場は、数十万円から数百万円だといわれています。

総絞りの着物を購入する際には、小物とセットで、最低でも100万円は必要だと考えておくとよいでしょう。

 

 

代表的な絞り染めの種類

 

ひと口に絞り染めといっても、全国各地で様々な技法が誕生しています。

全てをご紹介することはできませんが、いくつか代表的なものをご紹介しましょう。

 

<京鹿の子絞り>

 

参照元:http://www.kyokanoko-shibori.or.jp/feature.html

 

鹿の斑点のように、丸く小さな白い輪が集まって模様を作り出す、京都発祥の技法を「京鹿の子絞り」といいます。

別名「疋田絞り」とも呼ばれるこの染め物は、模様の細かさから、完成までに一年以上かかることも珍しくありません。

一流の職人が長い時間と大変な手間をかけて作る京鹿の子絞りは、絞り染めの中でも間違いなく最高級品だといえるでしょう。

 

<有松・鳴海絞り>

 

参照元:https://www.nagoya-info.jp/spot/detail/121/

 

名古屋を発祥とする「有松・鳴海絞り」は、木綿布に藍染をするという、シンプルで庶民的な染め物です。

糸の縫い方によって模様を変えるという技法で、デザインのバリエーションが豊かであることはもちろん、そのどれもが個性的で魅力的です。

江戸時代以降に庶民の間で広く普及したことから、日本の伝統工芸品に指定されています。

 

<南部絞り>

 

参照元:https://kimono-kitai.info/284.html

 

南部藩(現在の青森県や岩手県周辺)を発祥とするのが、「南部絞り」です。

紫草や茜草といった地元の野草を使った、温かみのある染め色が特徴的で、

着物はもちろん、洋服やバッグ、ショールといったファッションアイテムにも広く取り入れられています。

南部絞りの柄は800以上あるといわれていて、現代でも地元の職人によって一つ一つ、手作業で染色されています。

 

 

絞り染めの着物が持つ3つの魅力

 

職人の高度な技術によって作られた絞り染めの着物には、最高の贅沢品であるという以外にも様々な魅力が詰まっています。

最後に、絞り染めの着物が、現代でも多くの人から愛される理由を探ってみましょう。

 

<①長く愛用できる>

 

絞り染めは、板に挟まれたり糸で縛られたりと、染める段階で強い力が加えられることがわかっています。

そのため絞り染めには、簡単に破れたりしない頑丈な生地が使用されています。

頑丈とはいえ着物は水洗いできませんが、定期的にクリーニングをしてケアを怠らなければ、世代を超えて何十年でも愛用できるでしょう。

 

<➁柔らかい雰囲気を醸し出せる>

 

ふわふわと厚みのある絞り染めの生地は、体全体を丸い印象で包んでくれます。

太って見えるのではと心配に思うかもしれませんが、絞り染めの着物には、大抵淡い色合いや華やかな模様が採用されています。

ダークカラーや寒色系の色と違って体のラインがわかりにくいので、太って見えるというよりも、柔らかく温かい印象になります。

 

<③着心地が快適>

 

着物は生地の厚みや加工方法によって、着心地が異なります。

絞り染めの生地の最大の特徴は、軽くて柔らかいという点です。

着物特有のずっしりとした重さを感じないので、小柄な女性や子供でも快適に着用できるでしょう。

また、生地自体の肌触りが面白いというのも、大きな特徴です。

生地には小さな凹凸がたくさんあるので、暑い夏場でも肌に張り付くことはありません。

生地と肌の間に空気を取り込んでくれるので、夏場でも無理なく快適に着用できるでしょう。

 

 

絞りの着物をレンタルで体験してみよう!

 

総絞りの着物は、購入するとなると数百万円しますが、実はレンタルすることも可能です。

一度は絞り染めの着物を着てみたいけれど、購入するようなお金はないとお悩みの方は、着物レンタルサービスを利用しましょう。

レンタルなら、安価な料金で自分の好きな着物を着ることができます。

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